2013年09月06日

つれづれなる散文 その20

自動車を運転していると山間部でよく見られる「落石注意」。
何をどう注意して運転すればいいのだろうかと思ってしまう。
落石リスクを減らすためには、スピードを上げて、その場を早く通り過ぎる以外にないと思うのですが・・・。
落石するリスクがあります。
もし被害にあっても、誰の責任でもないですよ。
とのメッセージなのだろうか?
だとすれば、「落成注意」標識がない場所で落石被害にあったら、誰かが責任を取ってくれるということ??
そうでもないと思うのですが・・・。
一応覚悟して通って下さいね。との意味ですかね。
どんなことにもリスクは伴います。
ゲリラ豪雨や、竜巻、突風。
必ずしも、建物の中で身を守ることが安全ではないと思われる事例も多発しているようです。

仕事の意思決定、戦略選択もそうですね。
良く言われます。
海外で事業展開にすることにはリスクが伴う。
でも、国内に留まることもまたリスク。
でも、現行継続にはリスク意識が希薄になる。
そんな心理が機能するような気がします。

単純作業に専用機を導入する際に、設計変更や転注のリスクはゼロにはできません。
時々設備投資が無駄になることもあるでしょう。
でも、専用機を導入せずに、人手で対応すると、継続的な人件費が発生して、ランニングコスト高になって儲かりません。
専用機を導入するのもリスク、導入しないのもリスクなのです。
ランニングコストにはリスク意識が向かいにくく、イニシャルコストには過度にリスクを意識してしまう。
大きく見えるコストとしてのイニシャルコストと、見えにくいランニングコスト。
そのコストをフラットな、冷静な目で比較する判断力が肝要なのだと思うのです。


つづく

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2013年09月05日

つれづれなる散文 その19

飽食の時代に食糧安全保障を考えること自体、難しいのかも知れません。
全て市場原理に任せて、そして、一切の管理責任を国や政府には求めない。
そんな文化なら問題ないかも知れません。
でも、何かあるとすべて国や政府に責任を求める風土。
行政サイドも難しい判断なのではないでしょうか。
穀物については、政府が備蓄管理する必要が出てくるでしょう。

私は、貿易自由化よりも、日本の動労市場で外国人労働者の規制を緩和して、国内産業のコストを下げることを検討すべきなのではなかろうかと思います。
そこで獲得した産業競争力を輸出力強化に発展させる。
そんな発想が必要なのかも知れません。
産業が国外に流出したら、そもそも雇用も産業も壊滅します。
農業では、ロボットや機械に置き換えられない手作業の仕事もあると思うのです。

正直私にはわかりません。
どちらが良いのか。
なので、TPPには、賛成でも反対でもありません。
日本人はもっとグローバル化すべきだとは思います。
でも、グローバル化で日本が勝てるかどうかはわかりません。

生産人口の減少、高齢化による社会コスト増加。
決して、有利な環境にはないと思います。
産業の競争力の強化の効率に執着する必要があると思います。
農業も、工業もそれは同じなんです。


つづく

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2013年09月04日

つれづれなる散文 その18

TPPの交渉が行われています。
工業製品がTPPで受ける恩恵と、農業製品が受ける損失。
差引勘定はどうなのだろう。
私は、工業界にいるので、TPPに賛成すべき立場にあるのでしょうが。
工業製品に海外で発生している輸入関税と、農業で日本が設定している関税。
日本が農業に設定している関税の方がはるかに高いと思います。
結果、貿易赤字は増加するのではなかろうかと思います。
消耗品としてのエネルギーがほとんど輸入している実情、食糧までそうなると、それを完全に市場に任せることは得策なのかどうか・・・。
1960年代まで稼ぎまくった繊維産業が、その後どうなったか。
食糧安全保障論の是非も議論があります。
そもそもエネルギーを国外に依存している。
畜産業の飼料もほとんど輸入。
そもそも食糧安全保障は破綻している。のかも知れません。
でも、TPPで日本の工業製品の輸出が増えて、農業で受ける損失を補えるほどに稼げるのもなのかどうか。
製造業もどんどん国外に流出している原因は、自由貿易でないからなのだろうか。
米国で自動車に発生している関税も、ほんの数パーセントだったと思うのですが。
それぞれの業界によって、主義主張が異なるのは自然なことでしょう。


つづく

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