2012年03月23日

円高、円安、そしてつれづれと・・・ その3

ソフトバンクさん。
メガソーラー発電は大変結構ですが、国内製のソーラーパネルを使ってくださいね。
間違っても、海外からもってきちゃあいけません。
送電網を自身で構築して自然エネルギー発電を推進して下さい。
だって、雇用に貢献するためにいろいろお考えなのでしょうから・・・。
iphoneに伍するスマホを日本で製造するビジネスに投資をして下さい。
それを世界に売り込みましょう。
それが大ヒットすれば、国内雇用に着実に貢献できます。

孫社長は、自社に公共性のイメージを付加することで、イメージを高める、それを自社収益に帰結させる戦略に長けているのだと思います。
でも、ソフトバンクさんが成長すればするほど国内経済が疲弊するビジネスモデルだということを認識する必要があります。

ついに日本が貿易赤字に。そんなニュースが。
そのニュースと孫社長が私の脳内で重なり合いました。

企業も家計もマクロ視点での是非で意思決定しているわけではありません。
企業は自社収益の最適化、個人は家計の最適化の合理性を「非合理的」に思考して、行動、購買の意思決定を行います。
ソフトバンクさんは、その消費者の「非合理的」思考に訴えかけ、合理的に収益を上げるビジネスを展開するための、プレゼンテーションが上手なのだと思います。
それはそれで孫社長の経営手腕。
私も尊敬しております。
そのような技量がなければ、自社のコア技術のないソフトバンクさんが斯くも成長するのは不可能だったのだと思います。
民間企業としてのソフトバンクさんの成長力はすごい。
それだけなら、あこがれ、尊敬・・・・。
どう表現したらいいのか・・・。
でも、それに公共性を過剰に脚色しようとすると・・・。
そのように思います。

つづく

posted by 阿部孝博 at 17:35| Comment(0) | TrackBack(0) | ビジネス雑感 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年03月22日

円高、円安、そしてつれづれと・・・ その2

残念ながら、商業ビジネス、消費ビジネスがいくら頑張っても・・・。
マクドナルドさん、ニトリさん、ユニクロさん、ソフトバンクさんがいくら拡大しても、国としての貿易黒字貢献は小さい。
国民の預貯金はほぼ国債に塩漬け。
国民の預貯金を市場に引き出すビジネスが活性化しても、国際収支上プラスにはならない。
結局そのビジネスが海外製品を販売するビジネスなら、むしろ国民の預貯金を海外にシフトさせ、国債が限界に至るまでの期間を短縮させる結果になりかねない。
ソフトバンクさんの孫社長がこんな先日発言。
今の時代、製造業の低迷はどうしようもない。産業構造のシフトが必要だ。
そんな趣旨で。
でも、孫社長。
ソフトバンクさんのビジネスモデルは、マクロ経済にどれだけ貢献しているの?
効率の良いビジネスモデルであるソフトバンクさん。
まず効率の悪い地域のローカルビジネスモデルの雇用を破壊します。
時に孫社長がこんな発言。
雇用に貢献するために採用を増やします。
でもソフトバンクさんは慈善事業ではなく、営利企業。
他の企業よりも効率の良いビジネス。
それは、国内の直接、間接的コンペティターの雇用をそれ以上に破壊します。
雇用に貢献するためではなく、マクロ的視点での雇用環境を悪化させますが、自社収益のために。
そのように読み替える必要性を感じます。
雇用に貢献するために。
この発言が論理的に成立するためには、ソフトバンクさんのビジネスモデルが、輸出によって、国内の雇用を増加させるビジネスモデルでなくては、なりません。
大半の製品が国内で製造されていない電話機を販売して、ほぼ国内市場から収益を獲得するビジネスモデル。
結果、マクロ経済視点で考えると、雇用を破壊し、貿易赤字を拡大するビジネスモデルなのです、残念ながら・・・。
日本で組み立てられている機種に格安の通話料金を設定するとか。
そんな施策が伴わないと。
公共性を宣伝して、経済を自社収益のために悪化させる結末に・・・。

つづく

posted by 阿部孝博 at 07:01| Comment(0) | TrackBack(0) | ビジネス雑感 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年03月20日

円高、円安、そしてつれづれと・・・

円安がじわじわ進む。
でも、これはお客様にとって良きことなのだろうか?
確かに輸出を行う企業にとって見れば、輸出競争力が増す。
でも、円安は燃料や材料の価格を上昇させる。
ずっと円安なら問題なかったのだろうが。
大半の大企業はこの一年、協力工場に円高を理由に値下げの要求をしたのではなかろうかと思う。
でも、円安になったら、その単価は戻るの?
円高の時に材料はそんなに下がったの?
結局、円高を加工賃で吸収せざるを得なかった中小企業が大半なのではないでしょうか?
中小企業の製造能力が過剰で、過当競争環境。
仕方のない事なのかも知れません。
でも、円高を理由に下げた単価は、円安になったら戻すのが筋。
工具メーカさんも、円高で原材料輸入価格が下がった際に、価格を下げていれば、円安資源高で値上するのは妥当なのでしょう。
しかし、円高局面で値下げをしたメーカさんはほとんどないのが実情。
一般消費財ではデフレ環境でありながら、工業製品はインフレ傾向。
これでは、企業の国際競争力は・・・。
企業収益、特に中小企業の収益は圧迫され、雇用や賃金が改善しないのは必然なのではなかろうかと思う。
もちろん中小企業はマクロ経済を考える立場にもないし、マクロ経済に与える影響はほぼゼロに等しい。
でも、中小の製造業の生産が大企業を支え日本が貿易で外貨を獲得している。
中小企業が地域の雇用や経済を支えている。
その中小企業がどんどん活力を失いつつある。
円高に振れても、円安に振れても・・・。
中小企業を取り巻く環境は悪化する。

つづく
posted by 阿部孝博 at 04:10| Comment(0) | TrackBack(0) | ビジネス雑感 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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